top of page
​働くということ

人はなぜ生きるのか?なぜ働くのか?そう悩み考える人は多いと思います。私もうつ病で苦しんでいた頃、よく考えていました。生きることは苦しく、働くことが辛いなら、いっそ死んだほうが楽なのでは?そう思ったものでした。

人が動くから働く

動物は、自然の草や実を食べて生きています。肉食は獲物を捕らえて食べます。人間は、農家が作った野菜や穀物を食べ、漁師の獲った魚を食べ、牛・豚・鶏などを食べます。私たちは、お百姓さんがお米を作ってくれているおかげで、毎日おいしいお米を食べているのです。

食べ物だけではありません。人間は、衣・食・住のすべて、生活に必要なものを自分たちで作っています。

人間は、一人一人が社会の中で役割を分担して生きています。常に誰かのお世話になっているのです。自分も人間社会の一員として、何かの役割を担い、人の役に立たないといけません。つまりそれが働くということです。

​はた(周り)の人を楽にするから「はたらく」とよく言います。一人で持てないような重たいものも、何人かの力を合わせれば、動かすことができるのです。自分は自分のためだけに生きているのではなく、人間同士がお互いに助け合って生きているのです。

お金はお礼

お金は生きていくうえで、必要不可欠なものです。働いてお金を稼ぐことも大事だし、自分が豊かになることも大切なことです。しかし、人間が働くことの目的は、第一に人の役に立つと言うことだと思います。自分が社会の中で何かの役割を果たすことなのです。

お金は、その働きに対する「お礼」と考えればどうでしょう。「報酬」や「対価」と合理的に考えるより、「お礼」と思えば、自然と感謝の気持ちが湧いてきます。仕事をしてもらったときは「ありがとう」とお礼を払い、仕事をしたほうも「ありがとう」とお金を受け取る。なんか素敵な感じがしませんか?

​人間は、一人では生きていけません。様々な分野で働いている人々に感謝し、また自分も、なにか自分のできることでお返しできればと考えています。

bottom of page