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  • 善根寺照隅

お金の話




TVの街頭インタビューで「あなたにとって家族とは?」という質問をしていました。いろんな人に質問しましたが、その中の小学生の回答にビックリしました。

「(僕にとって家族とは)お金と同じくらい大切なもの。」そう答えていました。

お金の地位が高まっているとは感じていましたが、ここまでとは驚きました。

またその回答に対して、スタジオのコメンテーターは、私が感じている違和感には一切触れませんでした。もしかするとその回答は、世間では一般的な共通認識になっているのかも知れません。

確かにお金は大切です。お金がなければ生きていけないでしょう。しかし所詮お金は人間が発明した道具で、物を交換したり、財を蓄えたりに使います。(勿論もっと色んな役割がありますが。)要するに、大きい意味で「物」なのです。

家族もそうですが、夢・希望・絆など、お金で買えないものに本当の価値があると、子供のころから教えられてきました。もともと全く比較対象にならない次元のものと、認識していたのです。

現代社会では、大人もそんなことは忘れ、子供は教えられないまま成長していくのでしょう。国の政策も、経済や財政が優先されます。TVでも、料理の値段がいくらとか、芸能人の家や持ち物やギャラがいくらとか、下世話な内容が増えてきています。

何度も言いますが、確かにお金は大事です。しかし、人が人として生きていく前提として「お金で買えないもの」が根底にある。そうでなければ、いくらお金があっても本当の豊かさは得られないのではないか?と私は信じています。



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